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2010年3月16日 (火)

呉服関連教育ビジネスへの挑戦

以前のブログのテーマで「2010年人財教育元年」という内容を記したが、再度そのことについて端的に述べ、私自身としてもこれからの呉服業界を担っていく人財育成を責任を持ってやるために、あえてビジネスの一環と捉えて挑戦していきたい。
その内容をこのブログを通して呉服関連を指導している呉服関連企業の人事部門、各きもの専門学校、きもの学院、大学、高校などに訴えていきたい。また、毎日このブログを読んで頂いている方々には、今回だけはこういう内容になる事をご了承頂きたい。

きものビジネス教育参入の目的とビジョン

1、 次世代呉服ビジネスモデルの構築と実現を担う人財教育に注力する。

呉服業界は2008年度市場規模が4033億円と1993年のピーク時売上の3分の1強まで縮小し、今年度は更に20%減の3210億円と予測されている。その要因として、一部小売業者による過量販売を発端とした業界不信とそれに伴った割販法、特商法の改正による販売規制、世界同時不況による消費低迷など外的要因によるものが目立っているが、実質上は未だ新しいビジネスモデルを構築出来ない、または受け入れられない硬直化した業界慣習が変化への対応と新成長を妨げていることが大きな問題である。それによって次世代を担う人財教育が効果的に行われていない事も事実である。

2、 この10年が呉服業界の将来を決めるほど重要

今までの呉服業界の慣習を確立し、ビジネスモデルを構築してきた世代が一斉に交代するのがこの10年間。ここで、きものビジネスやマーケティングを身につけた視野が広く、柔軟な発想を持った若い人財を育成する事で、次世代型の新しい着物ビジネスも出るが構築でき、呉服業界が新しい成長を遂げられる絶好のチャンスであることは間違いない。
逆に言えば、ここで次の人財育成に力を入れなければ、企業は存続に関わる事となり、各教育機関は就職率の低下や学生募集に大きな影響を及ぼす可能性がある。


3、 技能重視の教育から技能+ビジネス力、マーケティング力を持った総合力のある人財育成が絶対条件

呉服業界には「着付ができる」「和裁士の資格をもっている」「商品企画を学習した」などある程度の着物知識と技能を持った人が即戦力と期待されて入ってくる。しかし、小売や卸業等の現場の実情や業界の仕組み等はわからず、ただ着物が好きという純粋な動機がほとんどであるため、その後の定着率が低いのが現状。そこで学生のうちから、または新人のうちから業界構造の把握やマーケティングの基礎を身につけることで、営業部門やクリエイティブ部門、または和裁などの技術部門の分野で自らの考えや発想を発揮出来る無限の可能性を持った人財育成が創出できる。
技術+ビジネス力、マーケティング力を持った総合力のある人財育成が今だからこそ望まれる。


上記をまとめると
1、 次世代呉服ビジネスモデルの構築と実現を担う人財教育に注力する
2、 この10年が呉服業界の将来を決めるほど重要
3、 技能重視の教育から技能+ビジネス力、マーケティング力を持った総合力のある人財育成が絶対条件

これらを本格的に呉服教育関連にPRしていく。
現在私は東京のきもの専門学校や高校の被服科などで講師をしているが、学生の意見としては、やはり自分が学んだ技能がどう企業で活かさせるのかが心配であるとか、ある程度のきものの勉強はしたけれども呉服業界のことは全くわからないからかなり不安という声が圧倒的に多い。
また、現に就職している人達からも、色んな事は教わるけれども根本的なところがどうしてもわからず、自分がやっている事がどの段階の事なのか?自分の仕事のポジションがどういう物なのかが見えずモチベーションが維持出来ない等の意見多い。

呉服業界の構造は確かに複雑であり、自分の仕事がどう活かされるかが見えてこないことで「考える」や「自分なりの工夫」が出せなくなることもある。そのストレスの蓄積が定着率に大いに関わってくる事を真剣に考えて欲しい。

今の新人や学生の特徴は自分の仕事をキチンと納得した上でやりたいのだ。我々の世代のように何だかわからないけどとにかく言われた事を尻を叩かれてでもやるといった時代の考え方とは根本的に違うのだ。

そういった意味でも、是非ともきものビジネス論やマーケティングといった科目の導入を検討して頂きたい。また、いまはそれを教えることを仕事としている人はあまりこの業界ではいない。だからこそ私はあえてその分野に参入して人財育成に注力していきたいと強く思っている。


追記
このブログを読んだ方で呉服教育機関または関連に携わっているならば、是非ともご検討頂きたいと思います。
また、私のプロフィールはこのブログでご確認頂き、またそのプロフィールページから是非ともメールにてお問い合わせ頂けたらと思います。

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