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2011年11月12日 (土)

第1回呉服業界若手経営者の会の感謝とまとめ

11月8日、第1回呉服業界若手経営者の会が無事に開催出来たことをご参加頂いた皆様やご協力を頂いた皆様に心から感謝致します。

当日は正直言ってそうはいっても、たかがきものビジネスコンサルタントの呼びかけにそう簡単に同意してくれる訳がないだろうなどと自分自信で不安を抱えていたが、始まってみれば50人を超える参加者、しかも現在業界の第一線で活躍している人たちが小売、問屋、メーカー、悉皆、縫製、染工場、産地従事者など入り交じって集まってくれた。現実か?と思ってしまうくらいびっくりしたのが素直な印象だ。

また、愛知県は西尾のあづまや呉服店店主の柴川さんが、UST中継をしたら参加出来ない遠方の方々にも見てもらえるんじゃないかとご提案を頂いた。

一瞬考えたのは、ある意味呉服業界の従事者の勉強会を中継することは一般の着物ファンや消費者、コアな着物好きなど様々な人たちが視聴することでもあり、USTは相互通行のソーシャルメディアである以上、着物ファンから見たらお世辞にも良いと思われていない呉服業界に対しての意見が国会中継のような罵声を浴びられるのではないか?という心配もあった。

しかし逆にそれも良かろうと考えた。仲良しこよしの寄り合いのお楽しみ会ではなく、若手経営者だからこそ何を言われてもド真剣に勉強してやろうという気持ち出なければこの会の意味が無いからである。だから快く良い機会だと思って中継をお願いした。事実、そういった意見もあったがそれも返ってよかったと思っている。
あづまやの柴川さんのご尽力にはこの場を借りて心より御礼申し上げます。


始めに坂口昌章さんの講演にしたのは、坂口さんは日本テキスタイルデザイン協会の副理事長であり、主にはアパレルの世界で活躍していらっしゃる同じ糸偏ながらも異業種であり、世界のファッションビジネスを熟知しており、着物業界や着物そのものにおいても、並々ならぬ知識をお持ちである。きものビジネスを外から見た率直な意見や可能性を話して欲しかったので、個人的には非常に良かったと思っている。
事実、坂口さんの話は会場参加者の方々にはかなりのインパクトがあったようで会場でメモをするべくペンを走らせていた方々が多数いたのは嬉しかった。

日本きもの学会副会長であり着物伝承家の早坂伊織さんの「男物ビジネスの可能性」は、これからの男物はやり方と考え方によって無限の可能性があることを気づかせてくれた素晴らしい内容であった。

大原和服専門学園の代表学生3名が「あったらいいなと思うきもの」を発表してくれたが、一気に会場のボルテージが上がり、内容も然ることながら、次世代の有望な人材がまだまだいるのだということに嬉しくなったことは言うまでもない。また、あの後、メーカーの若手経営者が「あの子達がこれなら着たいと思ってもらえる着物がうちの会社は作れるだろうか?」という言っていたことは、業界として何かを感じ取ってくれているんだなと思った。

そのあとのルミックスデザインスタジオの芝崎るみさんは、ご存知着物デザイナーとしては超メジャーで売れっ子。またその強烈な個性は会場全体を惹付けた。プロデザイナーとしての現実的な部分での葛藤ともっと面白くないとユーザーから見捨てられるぞというシンプルでまっすぐなメッセージが様々なことを違う角度から考えさせれたと思う。

バガスたとう紙のPRをしてくれた安達友子さんは、ネットショップを経営しながら、秩父銘仙の普及にも尽力している方で今回はエコロジーの観点と今までよりも使い勝手の良いたとう紙という観点から消費者と業界の便益という視点からのPRは実に良かったと思う。事実数社からの注文依頼もあったようで、これからが期待される。彼女にはPR前に散々プレゼンの仕方など厳しいことを言い続けたので、この場を借りて陳謝したいと思っている。

最後に時間がなかった私の話は、すべて現場で起こっている現実論に徹した。各業界を背負っている経営者の方々に失礼覚悟で投げ付けた。それがどうだったかは分からないが、これが私のスタンスであり、事実から逃げない若手経営者であって欲しいという思いで伝えたつもりだ。

またその後行われた懇親会は業界入り交じって熱い議論が繰り広げられていた。そしてその中から新しいビジネスをすでに立ち上げたという話も伺っている。これは本当に嬉しいことだ。

ざっと全体像を伝えるとこんな感じである。
私の今回の狙いはまず一発目だからこそ、業界の垣根をぶっ壊して、ヨコの連動の第一歩の地場固めをしようじゃないかという事であった。

USTでは実際に「つまらない」「なにいってるかわからない」あるいはブログなどで「首をかしげる」などのご意見をもらっていることは承知している。
ただ、私の今回のテーマは「業界のセクショナリズムをぶっ壊そう」であり、その点については半歩かもしれないが前進出来たと思っている。
今日結論や解決策を出す場ではないのだ。そうではなく、様々な人と交わり、意見交換することで、そこから何かヒントをそれぞれが導きだすことがこの会の目的である。

私の本業は言うまでもなく呉服業界に特化したビジネスコンサルタントだが、毎日現場にいく。シャレにならないくらい厳しい状況の中で、業界の各業態は必死になって前を向こうとしている。
そして現場にしか分からないことが沢山あるし、それを打開していく為にどうするかをみんなが必死になって毎日考えている。

実は私もそれをすべて知っている。それに呉服というカテゴリで会社を経営する大変さや資金繰りの苦労、倒産との戦いと恐怖、売れない苦悩、私は小さい頃から身をもって体験してきた。だからこそ今独立してこの仕事を選んだ

だからこそ私は次世代の若手経営者が全ての垣根を取っ払って、ド真剣に勉強し、議論し合い、ヒントという光を見つけて欲しい。そして大いに夢を語って欲しい!そういう思いでこの若手経営者の会を興した。

今回は全くと言っていいほどまとまりの無いブログとなったが、第二回目もそういった思いで開催したい。だからこそ、是非ともまた多くの方々が参加して頂けるよう、頑張っていきたいと思います。

第1回の開催にあたりご協力頂いた方々やご参加して下さった方々、そしてUSTを通じてご視聴およびツイートなどでご意見を頂いた方々に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

PS
最後にブースに商品を提供してくれた藤井絞の藤井社長、絞彩苑種田の種田社長、藤工房の加藤専務、博多織の西村織物の西村取締役、色々お手伝いしてくれたBerry工房の渡邊さん、あづまやの柴川さんとスタッフの方々、安達さん、大原学園の理事長、代表学生の皆さんも本当に有難うございました。今後とも宜しくお願い致します。

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